今年9月末まで3四半期連続の経済リセッションによる国内経済停滞や失業率増加で、社会保障院(INSS)の都市部の納付金が大幅に減少してきており、今年初め10か月間の都市部の収支は12億6,600万レアルの赤字を計上、2010年以降では初めて赤字に転落している。
昨年初め10か月間の都市部の収支は15億3,430万レアルの黒字を計上していたにも関わらず、製造部門向け減税政策の中止やインフレ高騰、過剰在庫、企業経営者や一般消費者の景況感の悪化、施造業部門の収支悪化、失業率の増加に伴って、特に都市部の納付金減少による収支が悪化してきている。
今年初め10か月間の社会保障院(INSS)の農村部の収支は、農畜産関連の国際コモディティ価格の減少に伴う農業関連企業の収益悪化、改善しない納付金の増加などの要因で、前年同期比10.5%増加の727億9,600万レアルの赤字に拡大している。
今年の社会保障院(INSS)の収支は、前年比52.36%増加の863億8,900万レアルの赤字計上が予想されており、年金改革として国会で承認された85/95方式と呼ばれる派生方式の採用が決定しているにも関わらず、社会保障院にとって負担の大きい農村部の年金支給改革などが急務となっている。(2015年12月7日付けヴァロール紙)