ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年7月~9月の第3四半期の失業者総数は前年同期比33.9%増加に相当する227万4,000人増加して900万人に達している。
第3四半期の失業率は8.9%と前年同期の6.8%から2.1%も急増、今年の年末のクリスマス商戦向け臨時雇用数は、失業者増加や一般消費者の景況感が悪化などの要因で大幅な減少に留まると予想されている。
リオカトリック大学教授でOpus Investimentosチーフエコノミストのジョゼ・マルシオ・カマルゴ氏は、来年の失業率は二桁台に達し失業率の回復は2017年下半期になると予想している。
過去12か月間の民間企業の労働手帳に記載される正規雇用は123万7,000人減少、正規雇用増加が見込めない一方でこの間の自営業者は76万人増加、また零細企業の経営者は29万7,000人増加している。
また過去12か月間の製造業部門の失業者は51万9,000人増加、建設業部門の失業者は30万1,000人増加、特にブラジルの製造業部門雇用の44%を占める南東部地域の失業率は8.3%から9.0%に上昇している。
今年第3四半期の民間部門の正規雇用者数は前年同期比マイナス3.4%に相当する123万7,000人、非正規雇用者数はマイナス0.8%に相当する8万1,000人、ハウスキーパーは0.6%増加の3万6,000人、公務員はマイナス0.1%の1万2,000人、零細企業経営者は7.9%増加の29万7,000人、自営業者は3.5%増加の76万人、介護・在宅福祉サービス関連雇用者は2.2%増加の5万8,000人となっている。(2015年11月25日付けエスタード紙)