ブラジル地理統計院(IBGE)の月間雇用調査(PME)によると、10月の6大都市圏の失業率は、ブラジル経済のリセッションやラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題によるゼネコン大手の入札参加中止や資金繰りの悪化などの要因で、製造業部門や建設業部門の雇用が大きな打撃を受けて低調に推移している。
10月の6大都市圏の平均失業率は7.9%と前月の失業率7.6%から0.3%上昇、前年同月比では3.2%増加、10月の平均失業率としては2007年10月の8.7%に次ぐ高率となっている。
10月の6大都市圏の失業者総数は190万人で前月比並みに推移、前年同月比では77万1、000人増加して2002年から統計を取り始めて最も失業者が増加している。
10月の6大都市圏の就労人口は2、250万人で前月比23万人減少、前年同月比では82万5、000人に相当する3.5%減少、非就労人口は1、960万人で前月比27万2、000人増加、前年同月比では56万1、000人増加している。
また労働手帳に記載される正規労働者は1、120万人で前年同期比47万人減少、10月の平均所得は2、182.10レアルで前月比0.6%減少、前年同月比7.0%減少している。
6大都市圏別の失業率比較では、サンパウロ州は前月比0.8%増加したが残り5大都市圏は安定的に推移、しかし前年同月比ではサルバドール市が4.3%増加の12.8%、サンパウロ市は3.7%増加の8.1%、レシーフェ市は3.1%増加の9.8%、ベロ・オリゾンテ市は3.1%増加の6.6%、リオ市は2.2%増加の6.0%、ポルト・アレグレ市は2.2%増加の6.8%とそれぞれ軒並み増加に転じている。
10月の部門別平均賃金比較では、鉱業・配電・ガス・上下水道を含む製造業部門は2、230.10レアル、建設業部門は1、867.70レアル、小売・自動車修理業・ガソリンスタンド関連部門は1、681.60レアル、法人向けアウトソーシング・金融・不動産部門は2、658.77レアル、公務員・防衛・教育・保健・福祉部門は3、042.80レアル、ホームケアサービス部門は965.10レアル、住宅賃貸・貨物輸送・都市衛生サービス部門は1、946.50レアルとなっている。(2015年11月19日付けブラジル地理統計院(IBGE)から抜粋)