ブラジル地理統計院(IGBE)の国内総生産(GDP)伸び率の発表前に、中銀は先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、第3四半期のIBC-Br指数は経済指標の軒並み悪化で前四半期に次いでマイナスを記録している。
一般消費者ならびに企業経営者のマインド悪化、失業率の上昇、クレジット向け与信強化、高止まりするインフレ指数、一般家庭の負債増加による不可分所得の低下などの要因で、第3四半期のIBC-Br指数は前四半期比ではマイナス1.41%となっている。
今年第1四半期のIBC-Br指数は前4半期比マイナス1.0%、ブラジル地理統計院(IGBE)のGDP伸び率はマイナス0.7%、前記同様に第2四半期はマイナス2.1%、マイナス1.9%、第3四半期はマイナス1.4%、マイナス1.9%となっている。
ブラジル経済は今年初めから3四半期連続でGDP伸び率がマイナスを記録、今年のGDP伸び率はマイナス3.3%まで落ち込むとバンクオブアメリカ・メリルリンチ社では予想している。
レアル通貨に対する大幅なドル高の為替は、第3四半期の小売りセクターやサービスセクターにも悪影響を及ぼしているとGO Associados社経済調査担当のファビオ・シルヴェイラ取締役は指摘している。
また政策誘導金利(Selic)の高止まりによるクレジット縮小、高止まりするインフレによる商品価格の値上げ、ドル高の為替による輸入製品減少など要因で第3四半期のGDP伸び率はマイナス1.8%をシルヴェイラ取締役は予想している。
しかしドル高の為替で最終四半期は輸出部門が唯一好調に推移すると予想されるが、国内経済をリセッションから好転させるには至らないとシルヴェイラ取締役は説明している。(2915年11月19日付けヴァロール紙)