Economatica社のサンパウロ証券取引所に上場している218社対象の決算調査によると、国内経済停滞による売り上げ減少並びにドル高の為替、高金利の影響で今年第3四半期の上場企業の純益は前年同期比81%下落している。
このEconomatica社の調査では、ペトロブラス石油公社並びにヴァーレ社、エレトロブラスは軒並み純益が下落して影響が大きいために除外されており、昨年第3四半期の3社の純益は10億レアルであったにも関わらず、今年同期は120億レアルの赤字を計上している。
調査対象218社の第3四半期のクレジット金利支払いなどによるファイナンスコストは、レアル通貨に対するドル高の影響で前年同期比151%増加の650億レアルに達して収益を圧迫している。
昨年9月のレアル通貨に対するドルの為替はR$2.45であったが、今年9月にはR$3.97と大幅なドル高の皮の影響で、調査対象企業の負債総額は5,490億レアルから30%増加の7,160億レアルに上昇している。
前記同様にペトロブラス石油公社並びにヴァーレ社、エレトロブラスの負債総額は9,910億レアルから40%増加の1兆4,000億レアルに上昇、調査対象企業218社の昨年第3四半期の売上総額は3,656億レアル、今年は8.2%増加3,957億レアルに留まっている。
鉄鋼メーカーはドル高による負債増加並びにラヴァ・ジャット作戦による建設業の不振や自動車産業の不振による国内需要低下による鉄鋼生産減少、中国の経済成長率の低迷など国内外で大幅な需要減少で、製造業部門の中で最も大きな影響を受けている。
また調査対象企業の今年第3四半期の決算では、燃料価格や電力エネルギーの値上げなどの要因でコスト上昇につながってEbitdaマージンが軒並み減少、また上場企業は国内経済の見通しが不透明なために投資減少を余儀なくされている。(2015年11月17日付けエスタード紙)