ブラジル地理統計院(IBGE)の月間鉱工業生産調査によると、第3四半期の製造業部門生産は前年同期比マイナス9.5%と大幅に落ち込んでおり、設備稼働率は2013年同期より16.3%大幅下落している。
9月の製造業部門の生産は、リーマンブラザーズ証券会社破産をきっかけとした世界金融危機後の2009年4月の水準まで低下、前月比ではマイナス1.3%、前年同月比マイナス10.9%、今年9か月間ではマイナス7.4%となっている。
9月の製造業部門資本財セクター並びに耐久消費財セクター生産は、前月比では僅かに1.0%増加したにも関わらず、ブラジル国内の消費減少で投資が大幅に減少して前年同月比マイナス31.7%、今年9か月間ではマイナス23.6%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。
9月の製造業部門中間財セクターの生産は前月比マイナス1.3%、前年同月比マイナス7.2%、今年9か月間ではマイナス4.1%を記録している。
前記同様に消費財セクターはマイナス1.2%、マイナス12.1%、マイナス9.1%、そのうち耐久消費財セクターはマイナス5.3%、マイナス27.8%、マイナス15.7%、非耐久消費財セクターは0.5%増加、マイナス7.4%、マイナス7.1%となっている。
今年9か月間の製造業部門の生産は前年同期比マイナス7.4%を記録しており、今年の製造業部門の生産は、統計を取り始めた2002年以降で最も悲観的な落ち込みを記録すると予想されている。
テンデンシアス・コンスルトリア社では今年の製造業部門のGDP伸び率をマイナス8.0%、2016年はマイナス2.0%を予想、IBGE統計院エコノミストは第3四半期のGDP伸び率をマイナス1.2%、今年のGDP伸び率はマイナス3.0%を上回ると予想している。(2015年11月5日付けエスタード紙)