今年初め9か月間の財政プライマリー収支は、209億レアルの赤字を計上して統計を取り始めた1997年以降では最大の赤字を計上、しかし地方政府(州・市)の財政プライマリー収支は黒字を計上している。
今年初め9か月間の地方政府(州・市)の財政プライマリー収支は84億レアルの黒字を計上、連邦政府は今週中に国会に今年の補正予算として489億レアルの赤字計上報告をすると予想されている。
9月の財政プライマリー収支は73億レアルの赤字を計上して金融関係者の予想を10億レアル上回っており、9月の対内公的債務残高はGDP比66.0%と前月の65.5%からさらに上昇、対内公的債務残高が上昇に転じた2013年12月のGDP比は53.3%であった。
今年9か月間の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、経済リセッションによる企業収益の悪化並びに失業率の増加による社会保障院(INSS)の赤字拡大などの要因で、前年同期比4.7%と大幅に減少している。
今年9か月間の国庫庁の歳出比較では、歳出カットができない公務員給与・年金・恩給、失業保険などの社会恩恵関連、保健・教育に対する最低支出などの義務支出総額は前年同期比1.8%減少の1728億レアルとなっている。
前期同様に今年9か月間の労働者支援基金(FAT)関連支出は18.4%減少の361億レアル、経済成長加速プログラム(PAC)関連支出は41%減少の310億レアル、社会保障院(INSS)への従業員給与額20.0%の納付率免税に対応する売上の数%課税による支出は36.1%増加の197億レアルとなっている。
また貧困家庭向けの生活扶助制度「ボルサ・ファミリア」などの補助金は180.2%増加の215億レアル、勤続期間保障基金(FGTS)関連の粉飾会計疑惑の支出は65.2%増加の45億レアルとなっている。(2015年10月30日付けエスタード紙)