ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)ブラジル経済研究所(Ibre)の発表によると、10月の鉱工業部門の企業の景況感を示す業況判断指数(ICI)は、67.5ポイントと前月の66ポイントよりも1.5ポイント上昇、9月まで8か月連続で前月比を下回っていた状況から一転してプラスに転じている。
10月の鉱工業部門の企業の景況感を示す業況判断指数(ICI)は、調査対象の鉱工業部門の14セクターのうち10セクターで好転したにも関わらず、業況判断指数(ICI)水準は1995年から統計取り始めて2番目に悪い指数となっている。
過去5年間の平均業況判断指数(ICI)は96.2ポイント、10月のICI指数は前年9月のICI指数よりも18.1%悪化、また今後6か月間のICI指数は65.5ポイントと過去最低のICI指数が予想されている。
ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)ブラジル経済研究所(Ibre)のアロイジオ・カンペロ・ジュニオール氏は、今年の鉱工業部門のGDP伸び率は最終四半期には僅かに回復するにも関わらず、マイナス8.5%~9.0%を予想している。
10月の鉱工業部門の過剰在庫比率は前月の22%から24.5%に増加、そのうち耐久消費財セクターは62%、資本財セクターは56.1%とそれぞれ大幅に上回っている影響を受けて、各セクターの設備稼働率は大幅に減少している。
しかしレアル通貨に対するドル高の為替の影響で、輸入品価格が高騰して国内消費の減少につながっているが、輸入品の代替製品として国産品需要が増加数傾向となってきている。(2015年10月29日付けヴァロール紙)