今年初め8か月間の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は、140億レアルの赤字を計上して1997年に統計を取り始めてからでは最大の赤字を計上している。
今年初め8か月間の中央政府の財政プライマリー収支が140億レアルの赤字を計上した要因として、ブラジル経済のリセッションによる企業収支悪化による歳入の大幅な減少並びに昨年からの未納歳出の支払いなどが重なった。
8月の財政プライマリー収支は65億レアル~190億レアルの赤字予想であったにも関わらず、連邦政府は年金・恩給受給者に対する13か月目サラリー支払いの先送りで30億レアルの支払いを節約したために、実際には50億レアルの赤字を計上、前月比では50%と大幅に減少している。
今年の中央政府の財政プライマリー収支は58億レアルの黒字を目標にしているが、8月までの140億レアルの赤字解消と今後4か月間に約60億レアルの黒字を捻出するために200億レアルの経費節減を余儀なくされている。
連邦政府は国庫庁への臨時歳入としてブラジル再保険公社(IRB)並びにCaixa Seguridadeの民営化を10月に予定しているが、世界的な株安傾向で金融市場が荒れているために、11月までに新規株式公開できなければ今年の臨時歳入として計上できなくなる可能性が強い。
今年8か月間の国庫庁から勤続期間保障基金(FGTS)の負債削減のための貸与金は前年同期比813%増加の40億レアル、社会経済開発銀行(BNDES)の低金利の設備投資用機械・装置購入向けの投資持続プログラム(PSI)の補助金は、前年同期の1億1,700万レアルから75億レアルと大幅に増加している。
昨年初め8か月間の中央政府の歳入総額は6,617億レアル、歳出総額は6,570億レアル、赤字は47億レアル、今年初め8か月間の中央政府の歳入総額は6,832億レアル、歳出総額は6,972億レアル、赤字は140億レアルとなっている。(2015年9月30日付けエスタード紙)