先週の土曜日、ジウマ・ロウセフ大統領は今年の財政プライマリー収支黒字目標であるGDP比1.1%の変更は行わないと発表したにも関わらず、今日、ジウマ大統領は,ジョアキン・レヴィ財務相をはじめとした新経済班と今年の財政プライマリー収支黒字の修正で会合を持つ。
連邦政府は今月22日までに今年の今年の財政プライマリー収支の修正案を提出しなければならないが、連立与党のPMDB(ブラジル民主運動党 )のロメロ・ジュカ上院議員が提示している財政プライマリー収支黒字GDP比0.4%は余りに低いと説明している。
ジョアキン・レヴィ財務相をはじめとした新経済班は、インフレ目標達成と同様の財政プライマリー収支目標レンジの設定を考慮しており、今年の財政プライマリー収支黒字を0.6%~1.6%に変更する可能性が予想されている。
財務省国庫局長を務め政府債務削減を行った経験を持つジョアキン・レヴィ財務相を中心に財政健全化策を推し進めており、2015年の財政プライマリー収支GDP比1.1%の黒字目標達成のため、電力補助金の削減、遺族年金や失業保険などの社会保障給付の抑制、工業製品並びに輸入品、燃料、住宅ローンに対する増税などを行っているにも関わらず、国民生活にとって直接的な痛みを伴う理由で国会議員から強い反発を受けて難航している。
ジョアキン・レヴィ財務相を中心に財政再建に取り組んでいるが、連邦政府は景気低迷による税収不足、インフレの高騰などで予想を上回る財政悪化が見込まれ、大手格付け会社ムーディーズがブラジル国債の格付けをBaa2から投資適格級最低のBaa3に引き下げると金融市場関係者は予想している。(2015年7月13日付けエスタード紙)