中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は9.04%、2016年のIPCA指数は5.45%にそれぞれ修正、今年から来年にかけてインフレ指数は3.59%下落すると予想して、過去20年間では最大のインフレ指数低下を記録すると予想している。
ハイパーインフレに悩まされてきたブラジルは、物価安定化政策「レアルプラン」を導入し、1994年7月に市中の通貨をすべて米ドルにリンクした新通貨に切り替えた効果でハイパーインフレは収束した経緯があった。
1996年のIPCA指数は9.56%、翌年の1997年のIPCA指数は5.22%を記録して1年間でIPCA指数は4.34%低下、当時は連邦政府による目標インフレ指数の設定はなく、また1999年1月の変動相場制へ移行するまでは固定相場制を採用していた。
中銀のフォーカスレポートでは、過去12回連続で今年のIPCA指数は上方修正され、前回予想のIPCA指数は9.00%を上回ったが、最終フォーカスレポートでは大幅な電力料金やガソリン価格の公共料金の値上げ、上昇一途のレアル通貨に対するドルの為替、年利が14.0%を突破すると予想されている政策誘導金利(Selic)などの要因で、今年のIPCA指数は9.04%に上方修正されている。
2016年のIPCA指数は過去6回連続で5.5%に据え置かれていたが、昨日発表された2016年のIPCA指数は5.45%に下方修正、また今年9月の政策誘導金利(Selic)は14.50%に達すると予想されており、2016年3月まで14.50%を維持すると予想されている。
今年の公共料金の平均値上げ幅は14.9%、2016年は5.96%まで減少すると予想、また今年のGDP伸び率はマイナス1.5%、2016年のGDP伸び率は0.5%増加すると予想されている。(2015年7月7日付けエスタード紙)