中銀による政策誘導金利(Selic)の継続する引き上げにも関わらず、是正が必要なガソリン価格の値上げや降雨不足による生鮮食料品の値上げの可能性が否定できないために、7月~8月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、さらに上昇すると予想されている。
LCA Consultores社エコノミストのファビオ・ロマン氏は、7月の過去12か月間のIPCA指数を9.5%、今年末のIPCA指数を8.9%と予想しているにも関わらず、すでに数か月前に値上げされている公共料金のサービス部門や製造業部門への価格転嫁でインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、二桁台に達する可能性を指摘している。
またテンデンシアス・コンスルトリア社のアレサンドラ・リベイロ氏は、すべての公共料金の値上げは終了していないために、8月の過去12か月間のIPCA指数は9.3%、年末のIPCA指数は8.9%に達する可能性があると予想している。
サンパウロ州立大学経済学部のエロン・ド・カルモ教授は、6月に宝くじ(Lottery)購入代金の値上げ、中銀による2008年のレベルまで引き上げられているSelic金利13.75%の更なる引上げ、レアル通貨に対するドル高の為替などの要因でインフレ指数が下降する要因がほとんどないと指摘している。
ジェツリオ・ヴァルガス財団コーディネーターのサロマン・クアドロ氏は、8月の過去12か月間のインフレ指数は9.3%を予想、またLCA Consultores社エコノミストのファビオ・ロマン氏は昨年9月から今年3月のドルの為替は30%上昇、また電力料金並びに燃料価格、上下水道のサービス価格の値上げの影響が今後も継続すると見込んでいる。(2015年6月28日付けエスタード紙)