ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、第1四半期の製造業部門の生産は、前年同期比5.9%減少して13か月連続で前月比を下回って2003年1月から統計を取り始めて初めてとなった。
第1四半期の製造業部門の生産の大幅な落ち込みは、世界金融危機後の2009年第3四半期の8.1%減少に次ぐ落ち込みを記録、また3月の製造業部門の生産は前年同月比3.5%減少している。
第1四半期の製造業部門の生産の落ち込みは、ジウマ第2次政権のジョアキン・レヴィ財務相による一連の公共事業の削減や増税政策の採用による影響で一般消費者や企業経営者の景況感の悪化につながっている。
また国内消費の減少による自動車や白物家電の在庫が大幅に増加している影響で、自動車業界や家電業界ではレイオフ、希望退職制度の導入や解雇で雇用が大幅に減少してきている影響で、景況感悪化で消費削減につながって製造業部門の生産減少をきたしている。
自動車販売は6か月連続で前月比減少してきており、裾野産業の広い自動車関連部門のプラスティックセクターやゴムセクターも大きな影響を受けて生産減少となっている。
3月の資本財生産は前月比マイナス4.4%、前年同月比ではマイナス12.4%、第1四半期はマイナス18.0%、過去12か月間ではマイナス13.8%、前期同様に中間財の生産はマイナス0.2%、マイナス2.1%、マイナス2.8%、マイナス3.2%となっている。
また前期同様に消費財の生産はマイナス1.1%、マイナス4.0%、マイナス8.4%、マイナス5.0%、そのうち耐久消費財の生産はマイナス3.1%、マイナス6.6%、マイナス15.8%、マイナス13.6%、非耐久消費財の生産はマイナス0.3%、マイナス3.1%、マイナス5.9%、マイナス2.2%となっている。
唯一、鉱業セクターは国際コモディティ価格の下落にも関わらず、好調に推移しており、3月の鉱業セクターの生産は前年同月比8.9%増加、過去12か月間では7.3%増加している。(2015年5月7日付けエスタード紙)