昨日、中銀は今年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)を連邦政府の許容上限値6.5%を大幅に上回る7.9%に上方修正して過去12年間では最高のインフレ指数になると予想している。
また中銀の各四半期のインフレ予想レポートでは2016年のIPCA指数を4.9%と予想、民間金融機関のアナリストの予想の5.6%を大幅に下回る楽観的な予想となっている。
鉄鉱石や石油、農産物の国際コモディティ価格の大幅な減少の影響でレアル通貨に対するドル高の為替にも関わらず、一般消費者への価格転嫁が50%前後にとどまっているためにインフレ圧力は予想よりも低い。
中銀は政策誘導金利(Selic)の高止まりや許容上限値6.5%を大幅に上回るインフレ指数、ジョアキン・レヴィ財務相による財政引き締め政策などの要因で、今年のGDP伸び率はマイナス0.5%にとどまると予想している。
今年の製造業のGDP伸び率は新車販売の大幅な減少などが牽引してマイナス2.3%にとどまると予想しているが、今年の投資は企業経営者の景況感の悪化で前年比マイナス6.0%が予想されている。
また今年の農畜産部門のGDP伸び率は前年比1.0%増加、サービス部門のGDP伸び率は0.1%増加、ドル高の為替の影響で貿易収支の改善が予想されているが、金融市場関係者の今年のGDP伸び率はマイナス0.83%と中銀予想を大幅に下回っている。(2015年3月27日付けエスタード紙)