昨日、格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルのソブリン格付けをジョアキン・レヴィ財務相の緊縮財政を評価して「BBBマイナス」で据え置いた。
ジョアキン・レヴィ財務相は、プライマリー収支黒字改善のための歳出削減を強調、大幅な減税政策の見直しや公的部門の活性化が投資判断における重要な要素であるために連邦政府の財政の透明性を高めることを強調、またブラジル国民の貯蓄率の引上げを優先するために、財務省が社会経済開発銀行に資本注入する戦略の変更も発表していた。
連邦政府は今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアル達成のために、ギド・マンテガ財務相の後を引き継いだジョアキン・レヴィ財務相は各省庁の支出削減を大幅に進めることを明言している。
外部監査もなく連邦警察のラヴァ・ジャット作戦で判明した汚職による損失計上もない昨年第3四半期の決算を発表した影響で2月に格付け会社ムーディーズはペトロブラス石油公社の投資適格ランクを財務力が不十分で、債務不履行の可能性があるとしてBaa3からBa2に2段階の格下げしていた。
S&Pはペトロブラスの投資適格ランクをBBB-に据え置いたにも関わらず、短期的な回復能力に疑問があるために見通しを安定的からネガティブに見直した。(2015年3月24日付けエスタード紙)