ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、今年1月の製造業部門のGDP伸び率は前月比2.0%増加、しかし昨年末2カ月間の製造業部門のGDP伸び率はマイナス4.3%と大幅に落ち込んでいたために増加に転じたが、今後も国内経済の停滞は継続すると予想されている。
今年1月の製造業部門のGDP伸び率は鉱業セクターを除いて低調に推移しており、特に食品セクター並びに機械・装置セクター、金属セクター、電気材料・機器セクターでは回復傾向が表れていない。
企業経営者の景況感悪化は短期間の製造業部門の回復は見込めないとテンデンシアス・コンスルトリア社エコノミストのラファエル・バシオッティ氏は説明している。
1月の製造業部門の設備稼働率はピーク時の2013年6月比ではマイナス8.9%と大幅に落ち込んでおり、また前年同月比でもマイナス5.2%と大幅に落ち込んでおり、26セクターのうち20セクターでマイナスを記録、特に自動車セクターはマイナス18.2%を記録している。
今年の製造業部門のGDP伸び率は昨年のマイナス3.3%を上回る4.5%に達するとコンコルジア・コレトーラ社チーフエコノミストのフラヴィオ・コンバティ氏は予想している。
今年は旱魃による水力発電所のダムの水位低下による電力エネルギーの節電政策の導入が避けられないために、特に資本財セクターや耐久消費財セクターが影響を受けると予想されている。
ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)を中心とした39工業会並びに労働組合側では単一労センター(CUT)とForça Sindicalが一体となって、高金利政策や減税政策の廃止、労働者保護政策の導入などを訴えるデモ行進を予定している。(2015年3月5日付けエスタード紙)