2014年12月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は10億3,000万レアルの黒字を計上したにも関わらず、2014年は172億レアルの赤字を計上して統計を取り始めた1997年以降では初めての赤字を計上している。
今日、2014年の地方政府(州・市)の財政プライマリー収支決算が発表されるが、2014年の中央政府並びに地方政府の財政プライマリー収支は200億レアルを突破する赤字を計上すると予想されている。
昨年のブラジルの国内経済の停滞でGDP伸び率は0.1%にとどまると予想されており、また製造業部門への減税政策の導入や公共投資部門の支出拡大などの要因で、2014年の財政プライマリー収支は赤字に転落したと国庫庁のマルセロ・サインチヴェ長官は説明している。
2014年の公的債務残高は2013年のGDP比56.7%から63%と大幅に増加したために、財政再建を立て直して海外の信用を取り戻すことが最優先されるとマルセロ・サインチヴェ長官は説明している。
昨年の社会保障院(INSS)の最大の赤字許容額は490億レアルと予算基本法で決められていたにも関わらず、昨日発表された赤字額は560億レアルに達している。
昨年の中央政府の財政プライマリー収支が172億レアルの赤字に留まった要因として、各公社の国庫庁への配当金納入総額は前年比9.5%増加の189億レアル、特に社会経済開発銀行(BNDES)の配当金納入は90億レアル、連邦貯蓄金庫は40億レアル、ペトロブラスは20億レアルを納入していた。
ジョアキン・レヴィ財務相は、今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアルを達成のため一連の増税政策の採用を発表しているが、厳しい公共支出の削減を余儀なくされる。
ジョアキン・レヴィ財務相は海外投資家との会合で、ペトロブラス石油公社は外部監査もなく連邦警察のラヴァ・ジャット作戦で判明した汚職による損失計上もない昨年第3四半期の決算に対してコメントはしなかったが、ペトロブラスは自社資産や強い競争力などで直面している困難を克服できると強調していた。(2015年1月30日付けエスタード紙)