ペトロブラス石油公社関連の連邦警察の特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」の汚職捜査による大手ゼネコンに対する商業銀行のクレジット停止などの金融システムへの影響をジョアキン・レヴィ財務相は憂慮している。
ジョアキン・レヴィ財務相は捜査対象となっている大手ゼネコンの銀行に対するクレジット残高や返済期限の調査を命じており、今月初めに格付け会社フィッチ・レーティングス社はブラジルの建設会社OASがドル建て社債の利払い1600万ドル相当を履行できなかったために、信用格付けを7段階引き下げて「C」としていた。
またその他の捜査対象となっている大手ゼネコンの信用格付けも引き下げられる可能性があるが、連邦政府は捜査対象以外のゼネコンの信用格付けの引下げを最も憂慮している。
世界金融危機後の2009年にサジア社やアラクルース社などが為替デリバティブ(金融派生商品)による欠損が明らかになった影響で、為替デリバティブをしていない企業にも影響がでた経緯があった。
ペトロブラスは石油の国際コモディティ価格下落による収益悪化やレアル通貨に対するドル高の為替による負債増加などの要因で、今後のサプライヤ―への支払い遅延の可能性がでてきている。
また大手ゼネコンの商業銀行のクレジット残高は1,300億レアルに達すると予想されており、ペトロブラスによるゼネコンへの支払い遅延による運転資金の不足や負債増加が心配されている。(2015年1月16日付けエスタード紙)