ブラジル地理統計院(IBGE)の月間工業生産調査によると、2014年11月の製造業部門の生産は、国内経済の停滞や過剰な在庫などの要因で前月比マイナス0.7%と業界の予想を上回る落ち込みとなっている。
昨年11月の製造業部門の生産は、資本財並びに消費財部門の過剰在庫の影響で2013年6月の生産よりも6.8%減少しており、Gradual Investimentos社チーフエコノミストのアンドレ・ペルフェイト氏は2014年の第4四半期のGDP伸び率を0.5%~0.7%を予想、2014年のGDP伸び率は0%もしくはマイナスになると予想している。
昨年11月の製造業部門のGDP伸び率は前月比マイナス0.7%、前年同月比マイナス5.8%、2014年11カ月間ではマイナス3.2%、過去12カ月間ではマイナス0.3%となっている。
前記同様に資本財のGDP伸び率はマイナス0.2%、マイナス9.7%、マイナス8.8%、マイナス8.5%、中間財は0%、マイナス5.8%、マイナス2.9%、マイナス2.8%となっている。
また消費財はマイナス2.1%、マイナス11.0%、マイナス9.1%、マイナス8.6%、そのうち耐久消費財セクターはマイナス2.1%、マイナス11.0%、マイナス9.1%、マイナス8.6%、非耐久消費財セクターはマイナス1.3%、マイナス3.1%、マイナス0.1%、マイナス0.2%、製造業全体ではマイナス0.7%、マイナス5.8%、マイナス3.2%、マイナス3.2%となっている。
レアル通貨に対するドル高の為替はパルプやその他のコモディティ製品輸出に追い風になると予想されているが、ARX Investimentos社チーフエコノミストのソランジェ・スロウル氏は2014年の製造業部門のGDP伸び率はマイナス3.5%を予想している。
また11.75%と高止まりしている政策誘導金利(Selic)や工業製品税(IPI)の減税政策の中止、サービス業の高インフレ率、公共料金の値上げなど製造業部門にとってマイナス要因が重なっているため2015年上期の回復は非常に難しいとソランジェ・スロウル氏は予想している。(2015年1月9日付けエスタード紙)