ジウマ第2次政権の経済・金融政策の中軸を担う次期経済スタッフは、ギド・マンテガ財務相の楽観的な経済指標を大幅に下方修正、今後3年間の現実的な経済指標を発表して金融市場や企業経営者の信頼回復を図る。
ギド・マンテガ財務相による今年8月に発表された2015年度基本予算法では2015年の国内総生産(GDP)伸び率は3.0%と非常に楽観的な数字であり、金融市場関係者から達成不可能な数字と見られていた。
しかしジョアキン・レヴィ財務相並びにネルソン・バルボーザ企画相の就任、アレッシャンドレ・トンビニ中銀総裁の続投が発表された1週間後には前回予想のGDP伸び率3.0%を0.8%と大幅に下方修正している。
また2016年のGDP伸び率は2.0%、2017年のGDP伸び率は2.3%と実現可能なGDP伸び率に下方修正して、投資家の信頼回復や経済指標の透明性を高める数字に修正している。
2015年の財政プライマリー収支黒字は663億レアルと大幅に下方修正、ジウマ政権の旗手となっている経済成長加速プログラム(PAC)の予算も287億レアル削減することを決定している。
2015年の連邦政府の財政プライマリー収支黒字は553億レアルに目標を設定、地方政府(州・市)の財政プライマリー収支黒字は110億レアルに設定、仮に地方政府が目標を達成できなければ連邦政府が赤字を補填する。
2015年の名目財政収支赤字はGDP比4.1%、2016年はGDP比2.7%、2017年はGDP比2.5%に設定、2015年の名目公的債務残高はGDP比64.1%、実質公的債務残高はGDP比37.4%、前記同様に2016年は63.3%、37.1%、2017年は62.5%、37.1%とそれぞれ徐々に削減する。
2015年の平均政策誘導金利(Selic)は12.17%、レアル通貨に対する平均ドルの為替はR$2.67、前記同様に2016年は11.5%、R$2.71、2017年は10.75%、R$2.99をそれぞれ予想している。(2014年12月5日付けエスタード紙)