大統領に再選されたジウマ・ロウセフ大統領は、決選投票後に財政プライマリー収支の黒字目標達成を強調していたにも関わらず,昨日、国会に修正案を提出して経済成長加速プログラム(PAC)の投資額削除並びに減税政策による国庫庁の歳入減も財政プライマリー収支黒字から排除できる修正案を提示した。
大統領選挙期間中の大幅な公共支出の増加などの影響で、今年の財政プライマリー収支は1997年以来では初めての赤字になる可能性がでてきており、また2015年度の財政プライマリー収支の黒字目標も不透明感が強くなってきている。
連邦政府は今年の財政プライマリー収支の黒字目標である1,160億7,200万レアルのうち670億レアルは経済成長加速プログラム(PAC)の投資額として削除が承認されている。
しかし今回の修正案が可決されれば経済成長加速プログラム(PAC)の投資額削除並びに減税政策による国庫庁の歳入減として1355億レアルの削除が可能となる。
今年の財政プライマリー収支の黒字目標はGDP比1.9%となっているにも関わらず、10月までの今年の財政プライマリー収支の黒字は僅かにGDP比0.61%に留まっており、今後50日間では更に財政プライマリー収支の黒字幅は悪化すると予想されている。(2014年11月12日付けエスタード紙)