昨日、格付け会社ムーディーズは、ペトロブラス石油公社の格付けをレアル通貨に対するドルの為替の上昇による更なる負債の増加などの要因で「Baa1」から「Baa2」に格下げした。
ペトロブラスは過去3年間に亘ってブラジル国内の石油需要を補うために、国内の石油卸売価格よりも高い輸入ガソリンの供給で負債が拡大の一途を続けており、またドル高の為替で更に負債が急速に増加してきている。
格付け会社フィッチ社は、すでにペトロブラスの格付けをムーディーズ社と同様に「Baa2」に格下げしており、スタンダード&プアーズ社は、投資適格ランクでは最低の「Baa3」に格下げしている。
ムーディーズでは、ペトロブラスはプレソルト原油開発による石油増産開始が見込まれる2017年から同社の収益は改善すると予想しているが、膨大なプレソルトの原油埋蔵量並びにブラジル国内での原油・天然ガスのリーダーの位置を確保しているために、今後も投資適格級に留まると予想している。
また石油の国際コモディティ価格が1バレル当たり86ドルまで減少していることもペトロブラスの収益悪化につながっているが、ムーディーズでは大統領選挙決選投票との関係は否定している。(2014年10月22日付けエスタード紙)