ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、5月の製造業部門の生産は前月比マイナス0.6%と3カ月連続でマイナスを記録、第2四半期の製造業部門のGDP伸び率並びに投資は予想を下回ると見込まれている。
IBGE統計院による第1四半期のGDP伸び率の発表後の16銀行対象の調査によると、第2四半期のGDP伸び率は-0.22%~0.5%と大半の銀行は下方修正を余儀なくされている。
5月の資本財セクターのGDP伸び率は前月比マイナス2.6%と大幅に減少、前年同月比マイナス9.7%となっているために、社会経済開発銀行(BNDES)のルシアーノ・コウチーニョ総裁は輸出が回復傾向にあるにも関わらず、機械・装置セクターの落ち込みを憂慮している。
テンデンシアス社は今年の機械・装置セクターの生産は前年比マイナス3.2%を予想、設備投資などの資本財セクターの投資が止まっているために、今年のGDP伸び率はマイナスになる可能性があるとARX Investimentos社チーフエコノミストのソランジェ・スロウル氏は予想している。
5月の製造業部門の生産は前月比マイナス0.6%、前年同月比マイナス3.2%、今年5カ月間ではマイナス1.6%、過去12カ月間では0.2%増加、過去3カ月間の平均ではマイナス0.5%となっている。
自動車並びにトラック販売が低調に推移して在庫が大幅に増加した影響で、生産が大幅に落ち込んでいるために耐久消費財セクター並びに資本財セクターの生産が大幅なマイナスを記録している。
5月の資本財セクターのGDP伸び率は前月比マイナス2.6%、前年同月比マイナス9.7%、今年5カ月間ではマイナス5.8%、過去12カ月間では4.1%となっている。
前記同様に中間財セクターはマイナス0.9%、マイナス2.8%、マイナス1.8%、マイナス0.8%、消費財セクターはマイナス0.3%、マイナス2.2%、マイナス0.1%、1.1%増加、そのうち耐久消費財セクターはマイナス3.6%、マイナス11.2%、マイナス3.2%、マイナス0.4%、非耐久消費財セクターは1.0%増加、0.8%増加、1.0%増加、1.5%増加となっている。