連邦政府がプライマリー収支黒字達成のために支出にブレーキ
投資を含めた支出の削減と公社の配当で中央政府が2014年1―4月期に296億レアルのプライマリー収支黒字を計上した。
2014年1―4月期に予算法で定められた財政目標を達成するため、連邦政府経済スタッフは投資を含めた支出の先延ばし、あるいは削減するという判断を下した。
その結果、この期間に中央政府(国庫財務局と中央銀行、社会保障院)は、国内総生産(GDP)に対して1.81%に相当する296億レアルのプライマリー収支黒字を計上した。当期の財政目標が280億レアルのため、連邦政府は、次の目標達成に向けて若干の余裕を確保した格好。
目標の達成は、4月に165億9,000万レアルという、第1四半期の総額(130億レアル)を上回るプライマリー収支黒字を計上したことによる。同様に4月の公会計は、公社が23億4,000万レアルの配当を支払ったことでも強化された。
しかも国庫財務局のデータによると、財政目標を達成するために連邦政府は支払いを遅らせたことも明らかになった。投資は、3月までに21.5%増加して推移してきたが、1―4月期で見れば19.1%増に下落した。この落ち込みは、1―3月期に56.8%と大きな伸びを示した成長加速プログラム(PAC)関連事業に対する支出が、1―4月期には29.2%増へ落ち込んだことによる。
連邦政府はこの外にも、動力開発勘定(CDE)に対する支出を4月は前年同月比7.4%減としたほか、失業保険に支出される労働者支援基金(FAT)に対する支払いも削減した。
その結果、4月はその他の月と異なり、歳入の伸びが歳出の伸びを上回り、歳入が前月比19.8%増だったのに対して歳出は同3.4%増に止まった。また2013年4月と比較した場合でも、歳入が7.7%増を記録した一方で歳出は2.6%減と縮小した。
1―4月期で見ても同様に歳入の伸びが歳出の伸びを上回った。この間の歳入は前年同期比10.7%増で、10.0%だった歳出の伸びを上回った。
ブラジル・エスピリト・サント銀行のフラヴィオ・セラーノ氏は、「費用に加えて人件費でも、安定しており、支出をコントロールしている」と評価する。
テンデンシアス・コンスルトリアのエコノミスト、フェリペ・サルト氏は、「今回は、創造的会計が支出の方に来た」と指摘する。同氏によると、国庫財務局は、工事の支払いを含め義務的でない「その他諸経費」の支払いを先伸ばししたという。「連邦政府は投資比率を引き下げた。それは、三半期に架空の黒字を計上させるのが理由だ」。
連邦政府は1―4月期に274億レアルの投資を計上した。国庫財務のアルノ・アウグスチン局長は、4月に投資が落ち込むのは例年のことだと指摘した。「だが前年比では増加しており、今後も増加し続ける」という。
同様に、4月は社会保障費の赤字が縮小したことで財政黒字も縮小した。社会保障費は1―4月期に147億レアルの赤字で、前年同期と比較して61億レアル(29.1%)減少した。また助成金と交付金も支出が25.7%減少している。
他方、歳入では4月は23億4,000万レアルの配当を計上。ペトロブラスは、そのほぼ全額、20億レアルを支払った。(2014年5月30日エスタード紙)