社会経済開発銀行(BNDES)が取りまとめた2014年~2017年の鉱工業部門の5カ年投資計画によると、昨年10月の投資計画を360億レアル上回る7,330億レアルに上方修正、特に紙・パルプセクターの投資計画が大幅に上方修正されている。
また紙・パルプセクター以外にも航空機産業セクター並びに化学・石油化学セクター、鉱業セクター、石油・天然ガスセクター、製鉄セクターもそれぞれ投資計画の見直しがされている。
石油・天然ガスセクター向け投資は、300億レアルの上方修正が行われており、投資総額の60%は岩塩層下(プレソルト)原油開発であり、第1回岩塩層下(プレソルト)原油開発向け入札が2013年11月に実施され、ペトロブラス石油公社並びにフランス資本の Total社、英国/オランダ資本の Shell社、中国海洋石油(CNOOC)、中国石油天然ガス集団(CNPC)のコンソーシアムがリブラ鉱区を落札した。
リブラ鉱区のペトロブラス石油公社の権益は40%、フランス資本 Total社は20%、英国/オランダ資本の Shell社は20%、中国海洋石油(CNOOC)並びに中国石油天然ガス集団(CNPC)の権益はそれぞれ10%となっており、リブラ 鉱区向けの35年間のコンセッションの開発コスト総額は、4,000億ドルに達すると予想されている。
紙・パルプセクターの今後5年間の投資総額は、前回予想の186億レアルから260億レアルと大幅に上方修正されており、スザノ製紙は、マラニョン州インペラトリス市に60億レアルを投資して工場を建設、クラビン社は、パラナ州オルティグイラ市に58億レアルを投資して工場を建設している。
航空機産業セクターの今後5年間の投資は、前回の94億レアルから140億レアルに上方修正されており、エンブラエル社は商用ジェット機E-Jets(E2)、エグゼクティブジェット機Legacy500を生産する。
化学・石油化学セクターの投資は、前回の248億レアルから260億レアルに上方修正され、ペトロブラス石油公社による国内の化学肥料生産プロジェクトを進めて肥料の輸入削減を図る。
米国による価格が非常に安いシェールガス生産の進展で、ブラジル国内でのシェールガス開発向けの規制の整備が急務となっているにも関わらず、プレソルト原油開発が優先されると予想されている。(2014年4月22日付けエスタード紙)