ブラジル地理統計院(IGBE)の発表によると、2月の鉱工業部門の生産伸び率は前月比0.4%増加、1月の鉱工業部門の生産伸び率3.8%(修正値2.9%)に引き続いて2カ月連続で増加して、昨年末の2カ月連続での減少から一転して増加に転じている。
しかし今年はカーニバルが3月初めに実施された影響で2月の労働日数が増加したために、鉱工業部門の生産の0.4%の伸び率につながったと予想されている。
2月の自動車セクターの生産伸び率は、7.0%増加して1月の9.1%増加に引き続いて鉱工業部門を牽引したにも関わらず、国内の自動車販売の減少並びに輸出の大半を占めるアルゼンチン向け自動車輸出が、アルゼンチン政府の外貨流出削減政策で大幅に減少してきているために、今後の見通しは不透明となっている。
昨年11月並びに12月の鉱工業部門の生産伸び率はマイナス23.5%を記録、しかし今年初め2カ月間の鉱工業部門の生産伸び率では昨年末のマイナス伸び率をカバーできておらず、またブラジル国内で自動車を生産している大半の自動車メーカーは、4月から集団休暇の採用や残業の削減などで生産調整を開始したために、自動車セクターの回復基調には程遠いと予想されている。
企業経営者の景況感は、208年~2009年の世界金融危機当時のレベルで推移しており、また金利の上昇や水力発電所の貯水ダムの水位低下による電力エネルギーの消費制限に対する可能性も製造業セクターにとっては、今後の生産伸び率がマイナスになる可能性があると一部のエコノミストは憂慮している。
2014年2月の鉱工業部門の生産伸び率は前月比0.4%増加、前年同月比5.0%増加、過去12カ月間では1.1%増加、今年の伸び率は1.3%増加、前記同様に資本財セクターは0.1%、12.4%、12.5%、8.0%それぞれ増加している。
また前記同様に中間財セクターは0.8%増加、1.1%増加、マイナス0.1%、マイナス0.8%、消費財セクターは0.5%増加、7.4%増加、同率、1.7%増加、そのうち耐久消費材は3.3%、20.9%、1.3%、6.9%それぞれ増加、非耐久消費財はマイナス0.1%、3.6%増加、マイナス0.4%、0.1%増加している。
今年は2月にカーニバルがなかったために、労働日数が昨年2月よりも3日間多かったことが鉱工業部門の生産増加につながったと全国工業連合(CNI)のフラヴィオ・カステロ取締役は説明している。
CNI連合の調査によると、今年2月の製造業部門の売上は前月比6.0%増加、労働時間は1.6%増加、前記同様に前年同月比12.4%増加、2.6%増加、2月の設備稼働率は82.6%と1月の82.5%と僅かに増加している。(2014年4月3日付けエスタード紙)