世界金融危機の影響を受けて、今年のブラジルへの海外直接投資は国内消費関連部門を中心に250億ドルが見込まれているが、昨年は倍近い450億ドルの直接投資額が流入した。
一昨年と昨年の海外からの直接投資の70%はグリーンフィールドと呼ばれる企業が自ら新しい事業を立ち上げる投資であったが、先進国の海外直接投資の2/3は合併・買収部門への投資である。
世界金融危機の影響で自動車部門と金融部門の海外直接投資は大きな打撃を被り、昨年のブラジルの自動車部門への海外直接投資は前年から大幅に減少した。
しかし内需関連の食品部門、商業、インフラ部門への海外直接投資は中低層の消費拡大に伴って増加してきており、今後も増加傾向が継続すると見込まれている。
今年初めの2ヶ月間の海外直接投資ではフランスが前年同期の2億1,200万ドルから3億5,200万ドル、日本が1億4,700万ドルから2億 5,800万ドルとそれぞれ増加したが、米国は20億ドルから12億7,500万ドル、オランダが10億5,000万ドルから9億7,900万ドルとそれ ぞれ減少している。(2009年3月30日付けヴァロール紙)