昨日、連邦政府は、今年の財政プライマリー収支黒字をGDP比1.9%に相当する990億レアルに設定すると発表、昨年の財政プライマリー収支黒字と同じGDP比1.9%を達成するためには、公共支出440億レアルの削減が余儀なくされる。
しかし金融アナリストは、旱魃に等しい僅かな降雨量による水力発電所の貯水ダムの水位低下に伴って、連邦政府が見込んでいる大半の火力発電所稼働による財政支出90億レアルを大幅に上回る240億レアルの支出を余儀なくされるために、財政プライマリー収支黒字のGDP比1.9%達成は難しいと予想している。
今年の財政プライマリー収支黒字GDP比1.9%に相当する990億レアルのうち、中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支黒字は、GDP比1.55%に相当する808億レアルを見込んでいる。
中央政府の財政プライマリー収支黒字のGDP比1.55%に相当する808億レアルのためには、440億レアルに相当する補助金や減税政策の削減による公共支出の削減を余儀なくされている。
また国庫庁が予定している135億レアルの臨時歳入のうち通信部門の4Gサービス向け700MHz周波数帯域の最低入札価格を60億レアルから80億レアルに引上げると予想されている。
また国庫庁が予定している135億レアルの臨時歳入のうち230億レアルは、公社による利益・配当金を見込んでおり、地方自治体(州・市)の財政プライマリー収支黒字は、GDP比0.35%に相当する182億レアルを見込んでいる。
また公共支出440億レアルの削減のうち70億レアルは、経済成長加速プログラム(PAC)の歳出削減、66億レアルは補助金や減税政策の縮小による歳出削減を見込んでいる。
連邦政府は、政策誘導金利の引き上げによる金融引き締め政策の導入で、今年のGDP伸び率を昨年のGDP比3.8%からGDP比2.5%、インフレ指数を5.8%から5.3%とそれぞれ下方修正しているものの、多くの金融アナリストは連邦政府の楽観的な予想に疑問を抱いている。(2014年2月21日付けエスタード)