財務省経済班では、2014年度の財政プライマリー収支黒字の目標設定を検討しているが、金融市場関係者は、2013年の財政プライマリー収支黒字であるGDP比1.9%をわずかに上回る2.0%前後になると予想されている。
国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支黒字はGDP比1.5%、地方政府(州・市) 財政プライマリー収支黒字は、GDP比0.5%と予想されている。
2014年度の中央政府の財政プライマリー収支黒字であるGDP比1.5%を達成するためには、800億レアルの黒字達成が必要となっており、また400億レアル~500億レアルの公共支出の削減が必要となるが、昨年は380億レアルの支出削減に留まった。
マンテガ財務相は2月に財政削減計画の発表を予定しており、2月25日並びに26日に開催が予定されている中銀の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)の発表前に行われる公算が強い。
今年10月に大統領選挙があるために、ジウマ大統領はインフレの抑制や公共投資の拡大を迫られているにも関わらず、今年1月から開始された米国の連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和を縮小の影響で、新興国からの資金引揚げによる株価の下落やローカル通貨の下落が始まっているために、新興国では難しい舵取りを余儀なくされる。(2014年1月28日付けヴァロール紙)