2013年の社会保障院(INSS)は、インフレ指数を上回る最低サラリー調整による年金・恩給の支給額の大幅増加並びにINSSへの積立が180か月以下の傷害補償年金、休業補償給付金の調整が牽引して、赤字が大幅に拡大している。
昨年のINSS保障院の赤字は499億レアルと2012年の423億レアルから大幅に上昇して、傷害補償年金や休業補償給付金の支給の早急な見直しが求められており、昨年の傷害補償年金や休業補償給付金向け支出は654億レアルに達して赤字拡大の大きな要因となっている。
昨年の農村部のINSS保障院の赤字は、INSSへの納付金を支払う人がほとんどいないにも関わらず、年金・恩給受給資格の年齢に達した人に対する支払いが膨大なために742億レアルの赤字を記録している一方で、都市部のINSS保障院の黒字は、サラリーマンの納付金が大きなウエートを占めて243億レアルに達している。
ブラジルの傷害補償年金や休業補償給付金の支払いは全体の18%を占めているが、INSS保障院では、ヨーロッパ並みの10%前後まで下げることを目的に審査を厳格化する。
INSS保障院ではブラジルの傷害補償年金や休業補償給付金の支払いの厳格化のパイロットプランを南大河州のポルト・アレグレ市並びにサンパウロ州ピラシカーバ市で開始している。(2014年1月21日付けエスタード紙)