ジウマ・ロウセフ大統領は、今年10月の大統領選挙で再選を目指しているにも関わらず、2013年のインフレ率が2012年を上回り、また昨年12月のインフレ指数が同月の月間記録を更新したために、1月の中銀は政策誘導金利(Selic)を0.5%引上げて10.5%にすることを余儀なくされている。
昨年のレアル通貨に対するドルの為替は15%上昇したために、輸入製品の価格が上昇してインフレ圧力の大きな要因となっており、またレアル安の通貨にも関わらず、輸出の停滞や金利高の影響などを受けて、国内総生産(GDP)伸び率は低調に推移している。
連邦政府はインフレ指数の中央目標値を4.5%に定めており、インフレ指数の許容値は中央目標値の前後2.0%と決めているにも関わらず、今年は許容上限値の6.5%を上回る可能性があるために、中銀によるSelic金利の再度の引上げが予想されている。
ジウマ政権の過去3年間の累積インフレ値は、19.38%でフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ政権初めの3年間の累積インフレ値41.12%、ルーラ政権時の24.29%をそれぞれ下回っている。
しかし1998年のカルドーゾ大統領が再選された時のインフレ指数は1.65%、ルーラ大統領の再選時は3.14%と今年のインフレ予想6.0%を大幅に下回っており、今年のインフレが6.0%を突破するならば、ジウマ大統領再選のアキレス腱になると予想されている。(2014年1月20日付けエスタード紙)