今年のブラジル国内の経済成長率が予想を大幅に下回っているために、製造業部門並びに小売業部門の在庫が予想を大幅に上回っており、またドル高による為替で大きな影響を受けている航空業界では、60%までの割引をしている業界もある。
ジェトリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると、8月の製造業部門のメーカーの9.4%は過剰な在庫を抱えており、2011年12月の10.2%に次ぐ過剰在庫となっており、特に耐久消費財の電気電子製品、家具、自動車業界の在庫が過剰となっている。
全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の調査によると、7月の自動車の在庫は、営業日数換算で35日、8月には36日相当に増加しており、新車販売が落ち込んできている。
全国工業連合(CNI)の調査によると、7月の在庫指数は過剰在庫の目安となる50ポイントを上回る51.7ポイントに達しており、特に大企業の在庫は4月から54ポイントで推移している。
中銀の通貨政策委員会(Copom)は、8月末に政策誘導金利(Selic)を8.5%から9.0%と0.5%引上げて更なる金融引締め政策を採用した影響で、ますます商業銀行の与信審査が厳しくなってきていることも製造業や小売業の在庫増加につながっている。
中銀の最終フォーカスレポートによると、今年の国内総生産(GDP)伸び率は2.35%、製造業のGDP伸び率は2.10%、2014年のGDP伸び率は2.28%、製造業のGDP伸び率は3.0%とそれぞれ下方修正されている。(2013年9月10日付けエスタード紙)