ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、7月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、6月に発生した公共交通機関の料金値上げ反対の抗議デモで、全国の主要都市の市長がバス料金の値上げを中止したために大幅に減少した。
6月のIPCA指数は0.26%であったが、7月はバスなどの公共交通機関の料金値下げ並びに食料品の値下げ、レアルに対するドル高などの要因で0.03%に減少、過去12カ月間のIPCA指数は、6.27%と国家通貨審議会(CMN)のインフレ指数の許容上限値6.5%を下回っている。
7月のIPCA指数が0.03%に留まった主な要因として、バス料金の値下げがマイナス3.32%並びにトマトがマイナス27.25%や玉ねぎがマイナス10.9%と食料品の値下げがインフレを抑制、今年7カ月間の累積IPCA指数は3.18%なっている。
8月のインフレは、ジェット燃料値上げ並びにドル高の為替によるエアーチケットの値上げが予想されており、また世界的な小麦の供給不足による小麦の派生品の値上がりが見込まれており、すでに小麦は1.33%、フランスパンは0.68%、ビールは2.86%値上げされている。
また7月にはすでにドル高の為替になっていたにも関わらず、それほど影響はなかったが、8月にはドル高による為替の影響は、輸入製品への価格転嫁でインフレ要因として大きな比重を占めると予想されている。
7月のハウスキーパーのサラリーは、労働手帳への正規登録や社会保障院への積立金の義務付けなどで1.45%上昇、またよりよいサラリーを求めて他の職業に転職しているために、今後益々ハウスキーパーのサラリーが上昇すると予想されている。(2013年8月8日付けエスタード紙)