ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、6月の製造業部門の生産伸び率は、前月比1.9%と大幅に増加して予想を大幅に上回っているものの、今年6カ月間では1.8%、過去12カ月間では0.2%の伸び率に留まっている。
ABC銀行のエコノミストのマリアナ・ハウエール氏は、「製造業部門の生産は、毎月シーソーのように上下を繰り返しているために、今後の傾向は読みにくいが、企業経営者の弱い景況感並びに自動車セクターの危険な在庫レベル」で7月の生産は再度減少に転じると予想している。
今年6カ月間の機械・装置セクターなど資本財の伸び率が前年同期比18.3%(IBGEサイトでは 13.8%)と大幅に増加して製造業部門を牽引、6月の機械・装置セクターの生産は3.2%増加している。
また6月の医薬品セクターの生産伸び率は8.8%、その他の輸送機械セクターは8.3%、自動車セクターは2.0%とそれぞれ好調に推移、今年の製造業部門は自動車並びにトラックの生産が牽引している。
今年6カ月間の中間財の生産伸び率は0.4%に留まっており、消費財のうち半耐久消費財・非耐久消費財はマイナス0.6%、石油・天然ガスセクターは、プラットフォームのメインテナンスで原油生産が大幅に減少、また鉄鉱石の輸出減少、中国の鉄鋼生産過剰による鉄鋼セクターが大きなダメージを受けている。(2013年8月2日付けエスタード紙)