公共支出の削減、金利の上昇、高止まりするインフレなどの要因で国内消費が停滞しているために、全国工業連合(CNI)は、今年のブラジルのGDP伸び率を3.2%から2.0%と大幅に下方修正している。
また今年の財政プライマリー収支黒字も前回予想のGDP比1.7%から1.5%に下方修正し、連邦政府の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比2.3%を大幅に下回る数字に訂正している。
また中銀の現在の政策誘導金利(Selic)8.0%は、インフレを抑制するために金融引締めを強化して年末には9.5%まで引き上げられると予想、CNI連合の経済政策担当のフラヴィオ・カステロ・ブランコ部長は、連邦政府の一連の経済活性化政策の導入は内需を引上げるには不十分であるとコメントしている。
コスト削減並びにインフラ整備部門向け投資を活性化する政策の導入が不可欠であるにも関わらず、インフラプロジェクトの入札条件や規制の変更、低い収益率、入札の先送りなど投資家にとって投資条件が一向に改善されていないとブランコ部長は指摘している。
100人のエコノミストの予想による中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のブラジルのGDP伸び率は、1.93%の予想と中銀の公式のGDP伸び率2.7%と大きな開きがあり、またCNI連合では、今年の製造業部門のGDP伸び率は2.6%から1.0%に下方修正している。
最近のレアルに対するドル高は中期的には輸出を促進する効果があるにも関わらず、為替が安定することが非常に重要であり、今年末のドルの為替はR$2.18を予想、また今年の貿易収支黒字を113億ドルから92億ドルに下方修正、輸出総額は2,534億ドルから2,493億ドルに下方修正している。(2013年7月5日付けエスタード紙)