ジェトリオ・ヴァルガス財団(FGV)のブラジル経済研究所(Ibre)は、今年のブラジルのGDP伸び率は2.0%を下回ると大幅な下方修正を行っており、下半期のGDP伸び率も前回予想の0.7%から0.5%に下方修正している。
2012年の年初のGDP伸び率予想は3.3%であったにも関わらず、僅かに0.9%の伸び率に留まり、今年の年初の予想は3.3%、前回の予想は2.4%に下方修正され、今では2.0%を下回ると同研究所のコーディネーターのシルヴィア・マットス氏は予想している。
5月の製造業部門の生産は前月比マイナス2.0%を記録したが、農畜産部門が順調に伸びているために、今年のブラジルのGDP伸び率を0.5%押し上げると予想されている。
4月並びに5月の製造業部門の設備稼働率は伸びたにも関わらず、6月は再度減少に転じているうえに、レアルに対するドル高の為替も製造業の原材料の輸入コストを押し上げている。
ゴールドマン・サックスでは、全国的に広がっている抗議デモは企業経営者の投資意欲を削いでおり、また連邦政府の抗議デモに対する対応が不透明なことも今後の投資意欲を阻害する要因となると予想している。(2013年7月4日付けエスタード紙)