昨日、定員にも足りないほどの金融財政委員会に出席したギド・マンテガ財務相は、野党議員の罵倒に近い批判にさらされても、今後数年以内に財政支出の削減並びに名目財政プライマリー収支の好転を約束、あまりにも現実離れした楽観的な見方に批判が集中したにも関わらず,マンテガ財務相は馬耳東風 を決め込んでいた。
初めに口火を切ったロドリゴ・マイア議員(DEM-RJ)は、「定員にも足りない財務相との公聴会は、財務相はよほど人気がないのか、それとも議員がすでに帰ってしまったのか」という兆発にも関わらず、マンテガ財務相は、「過去3年間、一般消費者、投資家並びに企業経営者に対して、最も低い金利の新マクロ経済政策を導入、また昨年は17%のレアル安の為替に導いて製造業の価格競争力を強化した」と経済シナリオについて説明を繰り返した。
野党議員にとってマンテガ財務相の経済シナリオのプレゼンテーションは余りにも楽観的であり、マイア議員は、「財務相のプレゼンテーションを信じることは不可能であり、プレゼンテーションのテーマはギド・マンテガと経済班の信用危機である」と苦言を述べ、DEM党の他の議員はマンテガ財務相の辞任のうわさに触れた。
これに対してマンテガ財務相は、「私が財務省を去るのは陰口であり、それを信用するのは想像できない」と述べたのに対して、メンドンサ・フィーリョ議員(DEM-PE)は、マンテガ財務相は強い精神錯乱に陥っていると反論している。
またルイス・エンリケ・マンデッタ議員(DEM-MS)は、「我々は新しいクルザードプランに生きなければならないのか? 連邦政府は厳格な財政政策導入のために大統領選挙まで待つのか? 連邦政府は街頭デモが何を要求しているのか耳を傾けなければならない」と怒り心頭であった。
ロナルド・カイアド議員(DEM)は、連邦政府が社会経済開発銀行(BNDES)を通して農畜産部門のJBS社のような大企業グループを支援しており、ブラジルにはカルテルや連邦政府の気に入っている独占企業が存在する」と連邦政府を批判している。
ヅアルテ・ノゲイラ議員(PSDB-SP)は、「生存できない国を次世代に引き渡そうとしている烏合の衆の集まりだ」と痛烈な批判を浴びたにも関わらず、マンテガ財務相は、「インフレはエンリケ・カルドーゾ政権時よりもコントロールされており、過去10年間の経済成長率は1990年代よりも高い、またBNDES銀行のクレジットを使わずに野党が薦めている経済活性化政策を採用すれば、ブラジルは難破してしまう」と反論している。
またマンテガ財務相は、「マイア議員は空想の世界に生きている。連邦政府が野党の言うことを実施すれば、インフレをコントロールするために高い失業率を容認することになる」と野党に反論している。(2013年6月27日付けエスタード紙)