格付け会社フィッチはブラジルの外貨建ておよび自国通貨建て国債の格付けを「BBB」、見通しを「安定的」としていたが、同社のラテンアメリカ担当のスエリ・シェティ取締約は7月末までに格付けの見直しを行うと説明している。
またフィッチが今週末までに今年のブラジルのGDP伸び率を前回予想の3.0%から2.5%前後の伸び率に下方修正すると予想されており、連邦政府やサッカー・ワールドカップに反発する抗議デモが継続しており、公共投資や公共支出へのインパクトがいまだに不透明であるために、連邦政府の正式な発表を待って判断の目安とする。
フィッチはブラジル以外にもBRICを構成するロシア、中国並びにインドのGDP伸び率を下方修正する予想されており、新興国の経済成長のシナリオが深刻化してきている。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、今後も継続してブラジル国債の格付けを「Baa2」に据え置くが、昨年11月に据え置いた見通し「ポジティブ」については、9月までに見直す可能性がある。
スタンダード&プアーズは、過去数年のブラジルのGDPの低い伸び率の継続、公共支出の拡大、経常収支赤字の拡大、経済政策に対する信頼性の低下が国際経済市場のボラティリティに対応する能力を低下させる可能性があると指摘して、今月初めにブラジルの長期格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げていた。(2013年6月26日付けエスタード紙)