連邦政府は、今年の財政プライマリー収支黒字目標をGDP比2.3%に決定したにも関わらず、黒字目標達成には、最低でも200億レアルの公共投資向け支出の削減を余儀なくされている。
200億レアルの公共投資向け支出の削減以外にも下半期に予定されているサントス海盆の岩塩層下(プレソルト)原油開発向けの鉱区の入札による大きな臨時収入や国庫庁の歳入増加が不可欠となっている。
2011年のジウマ政権1年目では500億レアルの歳出をカット、昨年は市長などの選挙の年にも関わらず、財政プライマリー収支の黒字を予定通り達成するために、550億レアルと大幅な削減を余儀なくされていた。
今年の地方政府(州・市)の歳入は、GDP比1.0%に相当する478億レアルを見込んでいたにも関わらず、GDP比0.6%にも達しないと予想されているにも関わらず、連邦政府から地方政府への財政支援は実施されない。
スタンダード&プアーズは、過去数年のブラジルのGDPの低い伸び率の継続、公共支出の拡大、経常収支赤字の拡大、経済政策に対する信頼性の低下が国際経済市場のボラティリティに対応する能力を低下させる可能性があると指摘して、ブラジルの長期格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げている。(2013年6月18日付けエスタード紙)