昨日のレアルに対するドルの為替は0.83%増加のR$2.073まで上昇、金融スペシャリスト予想の心理的底値と考えられていたR$2.05を上回るドル高の為替に達している。
米国の金融緩和や景気回復傾向で世界的にドル高の為替になっているが、今月のレアルに対するドルの為替は3.5%と大幅に増加しており、金融スペシャリストは中銀がR$2.10までのドル高の為替を容認すると予想している。
レアルに対するドル高の為替はインフレ圧力増加につながるにも関わらず、ブラジルの製造業部門の輸出の価格競争力を高める効果があり、連邦政府にとっては経常収支の赤字幅を縮小できるが、インフレ上昇との兼ね合いが非常に難しい。
しかし多くのブラジル企業は外貨建ての負債を抱えているためレアルに対するドル高は負債上昇につながり、ドル高が進んだ昨年のブラジルの2,500社の上場企業並びに非上場企業の外貨による負債は2,128億レアルに増加している。
2012年にレアルに対するドルの為替はR$1.70から昨年11月にはR$2.13まで上昇した影響で、輸入製品価格の上昇でインフレ圧力が大幅に増加したために、中銀はドルの介入を行って為替をコントロールしていた。(2013年5月29日付けエスタード紙)