Câmara do Japão
Português
検索: OK
(515)

指標・政策

検索期間を指定してください: OK
(特別記事)ブラジル経済が成長しないのはなぜか? 2013/05/06

バロール紙は創刊13周年記念として2013年5月2日号において「経済の指針」特集と題し、ブラジル人なら誰もが抱く1つの疑問に対して、あらゆる角度から回答を試みる特集を組んだ。その疑問とはすなわち、「過去2年にわたって様々な経済振興策を実施しながら、なぜ、この国は成長しないのか?」ということだ。

この問いかけに答えるため、エコノミストに執筆を依頼し、にインタビューし、GDPの成長の妨げになっていると思われる幾つかの課題に関して取材を行った。さらにこの特集では、全てにおいて意見が異なるわけではないがスタイルの異なる2人のエコノミスト、エジマル・バーシャ教授とルイス・ゴンザガ・ベルーゾ教授を招き、成長の足かせになっている問題に関して3時間に及ぶ座談会を実施した。

バーシャ教授は、現在、ブラジル民主社会党(PSDB)と関係が深く、クルザード計画とレアル計画の立案者の1人である。ベルーゾ教授もクルザード計画策定者の1人で、現政権の経済スタッフの1人として知られる。座談会では、両氏は共に、経済成長を達成するには何らかの対策によりブラジルの工業部門を救済する必要があるという部分で合意を見た。「中心に据えるべきは工業だ」と、バーシャ教授は言い、「工業分野のレアル計画」を導入するよう提案した。

そこでバーシャ教授は、必ずしも順を追って適用することは重要ではないとした上で、3つのステップを提案。最初は租税政策で、適切な年数を事前に発表したプログラムとし、この期間を通じて漸進的な減税と産業活動に対する合理化を進める。これが、工業部門の最初の問題、つまり租税コストを解決することになる。同時に歳入の落ち込みには、8年にわたる公共支出の管理で対応する。

第2のステップは、URV(実質価値単位)によるレアルの指数化を導入し、輸入税を為替レートで置き換える。広範囲に輸入税を引き下げ、同様に、国産化比率の引き下げと規制と手続きの管理の撤廃を事前に定める。そして第3ステップは、アメリカ自由貿易圏(FTAA)と欧州連合(EU)を含む様々な国際市場と貿易協定を締結する戦略を進めることである。

ベルーゾ教授はブラジルに再工業化が必要だという意見に同意する。だが、バーシャ教授の提案に対し、基本的な部分に疑問を呈した。「為替に輸入税の役割を持たせるとすると、為替レートはどうなるのだろうか?」バーシャ教授の意見は、「為替レートの統制を緩和」し変動させ、現在よりも20%程度ドル高の1ドル=2.40レアル程度に移行すべきという。「いずれにしても、誰が(再工業化プログラムを)やるかによる。もし信用を得た人物なら、資本が流入する」とコメント。

エコノミストの中野慶昭氏は、論説(F3ページ)で、自由主義の国際的な波の中で、1980年代以降、ブラジルにおける権威主義的経済の指向性は、マクロ経済の安定の確保と市場からの信頼の獲得をベースにしてきた。「開発戦略は不必要と考えられてきたし、長期的な計画は後進性の代名詞と考えられてきた」。中野氏によると、かつては、経済成長を確保するには経済を開放し資本を呼び込むだけで十分と受け止められていた。「これに基づく制度が適用された結果、低い経済成長と、景気が回復したと思うとすぐに経済危機が到来する経済サイクル、税負担の大幅な上昇、国際収支の深刻な悪化、為替レートの切上げ、脱工業化という事態に陥った。」

エコノミストのマルコス・リスボア氏によると、ルーラ政権下の大きな経済成長は、生産性の向上が大きな役割を果たしたが、この傾向が過去数年は逆行している。「生産性の向上とは、同一の生産リソースで生産能力を増加させることを言うのであって、何らかの製品とサービスの価格を引き下げるよう強制することと混同してはいけない」。この値下げは、同氏によると、経済の総生産性の向上を伴うことなく、単に業界間のリソースの移転が関係しているに過ぎない。「日和見主義的に解決しようとすることで問題の打開を先延ばしできるが、そうしている間にも、新たな、そしてさらに大きな問題が積みあがってきて、次第に、それが当たり前のことに感じるようになる」と、リスボア氏は書く。

ルイス・カルロス・メンドンサ元大臣は、製品とサービスの供給の問題と高いインフレ率が、成長を阻害しているという意見に同意する。そして、成長がこのように阻害されているのは、「ブラジル経済は既に転換を終えていたがルーラ前大統領の政権下で確立された経済政策を引き継ぐ」という発言に見られるように、ジルマ大統領による間違った判断の帰結なのだ。(2013年5月2日ヴァロール紙)



2021/06/18 » 再選を見据えて、ボルソナロ大統領は公務員給与調整を示唆(2021年6月17日付けエスタード紙)
2021/06/17 » 今年のGDP伸び率上昇で、連邦政府の対内債務残高は予想を下回る可能性が濃厚(2021年6月16日付けエスタード紙)
2021/06/15 » 今年4月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比0.44%増加(2021年6月14日付けエスタード紙)
2021/06/15 » 最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数は5.82%、Selic 金利を6.25%それぞれ上方修正(2021年6月14日付けエスタード紙)
2021/06/14 » 今年4月のサービス業部門生産量は前月比0.7%増加(2021年6月11日付けエスタード紙)
2021/06/10 » 連邦政府は各省庁に今年度予算の31億レアル解除(2021年6月9日付けエスタード紙)
2021/06/10 » 5月のインフレは0.83%で5月としては過去25年間で最高(2021年6月9日付けエスタード紙)
2021/06/09 » 企業経営者の景況感は、一般消費者の景況感を大幅に上回っている(2021年6月8日付けエスタード紙)
2021/06/08 » フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を4.36%に上方修正(2021年6月7日付けエスタード紙)
2021/06/07 » ブラジルは世界経済回復を無駄にするリスクの可能性(2021年6月4日付けエスタード紙)
2021/06/04 » コロナ禍の第3波はサンパウロ民間病院の近づく医療崩壊を警告(2021年6月3日付けヴァロール紙)
2021/06/03 » 今年4月の鉱工業部門生産はマイナス1.3%(2021年6月2日付けエスタード紙)
2021/06/02 » 今年第1四半期のGDP伸び率は1.2%増加(2021年6月1日付けヴァロール紙/IBGEサイトより抜粋)
2021/06/01 » 今年4月の連邦政府の公的債務残高は、GDP比86.7%に減少(2021年5月31日付けエスタード紙)
2021/06/01 » 最終フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を3.96%に上方修正(2021年5月31日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 今年4月の中央政府の財政プライマリー収支は165億レアルの黒字計上(2021年5月27日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 今年第1四半期の失業率は14.7%に達して過去最悪を記録(2021年5月27日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 昨年の健康保険プラン会社の平均純益は49.5%増加(2021年5月27日付けヴァロール紙)
2021/05/27 » 今年4月は12万人の正規雇用創出(2021年5月26日付けエスタード紙)
2021/05/26 » 出社勤務は来年以降で、ハイブリッド勤務体制継続(2021年5月25日付けエスタード紙)

バックナンバー »

会議所マップ

会議所所在地

【会議所 トピックス】

定例理事会・第71回定期総会(2020.3.19開催)

Pdf海外在留邦人の一時帰国の際の
新型コロナワクチン接種のニーズ調査(2021年4月)

Pdfウェブツールおよび情報収集媒体アンケート結果(2020年9月)

  会員企業の新型コロナSDGs (CSR) 他、関連取り組み状況

Pdf渡航・オフィス再開等に向けてのアンケート(2020年9月)

Pdf 新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業活動や危機管理に関するアンケート結果【速報】(2020年6月)

Pdf【速報2】新型コロナウィルス感染に関するアンケート【その2】一時帰国対応について 3/31日現在

Pdf【速報 (更新)】新型コロナウィルス感染に関するアンケート調査結果 4/3日現在 128社

Pdf新型コロナウィルス対策に関連する各種法律・政令 3/24

Pdf感染対策情報(サンパウロ日伯援護協会提供)3/19

Pdf新型コロナウィルス情報(ポル語、サンタクルス病院提供)3/17

Pdfブラジル保健省フェイスブック

Pdf新型コロナウイルスに関するQ&A 保健省(ポルトガル語)

Pdfブラジル保健省ホームページ

Pdf感染発生連絡③ 3/20

Pdf感染発生連絡② 3/17

Pdf感染発生連絡① 3/11

 

______

「ブラジル労働法のポイント」
(表紙クリックで内容表示)

Pdfブラジルのポテンシャル

(麻生元総理との意見交換会)

 

→ バックナンバー

Pdfブラジル概要資料