今年2カ月間の対アルゼンチンとの貿易収支は1,600万ドルの赤字を計上、昨年同期のブラジルの貿易黒字8億3,700万ドルから一転して赤字に転落しており、今年はブラジルの貿易収支は赤字になると予想されている。
2011年のブラジルの貿易黒字は58億ドルを計上していたにも関わらず、昨年は15億5,000万ドルまで減少、ブラジルからの輸出が20.7%減少、アルゼンチンからの輸出は2.7%の減少に留まった。
アルゼンチン政府は小売業界団体などとの交渉を通じて、大手スーパーマーケットを含めた小売店で商品価格を4月1日まで凍結することで合意、インフレの加速が民間調査機関などから予測される中で、政府主導による強硬策が取られた。
明日6日、ジウマ・ロウセフ大統領とクリスティーナ・キルチネル大統領は、アルゼンチン国内で投資促進に関する会合を予定、アルゼンチンの困難な債務再編や国内消費の悪化、アルゼンチン政府による保護貿易主義の採用などの要因で、ブラジルの進出企業は投資計画の見直しを余儀なくされている。
またアルゼンチン政府は、外貨獲得のために海外進出企業による利益・配当金の送金の制限、公共投資の削減などを実施しており、ヴァーレ社は投資総額が総額50億ドルに達するメンドーサ州のカリウム鉱生産、カリウム鉱を運送する鉄道や港湾タ-ミナルの建設が昨年12月から止まっている。
ゼネコン大手のオデブレヒト社並びにカマルゴ・コレア社、アンドラーデ・グッチエレ社も生産コスト上昇でプロジェクトの見直しを余儀なくされており、今年1月にヴァーレ社はメンドーサ州知事から開発ライセンスの取消の通知を受けている。(2013年3月5日付けヴァロール紙)