ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2012年のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は、政策誘導金利(Selic)の低下並びに連邦政府による一連の経済活性化政策の導入、製造業部門への減税政策の適用にも関わらず、0.9%の伸び率に留まって世界金融危機後の2009年に次ぐ低率となっている。
2012年のGDP伸び率が0.9%に留まった要因として、製造業部門のGDP伸び率がマイナス0.8%、農畜産部門のGDP伸び率がマイナス2.3%とそれぞれ大幅に減少、また投資がGDP比18.1%と3年連続で減少していることがGDP伸び率の足かせとなっている。
ジウマ・ロウセフ政権2年間の平均GDP伸び率は1.8%と1990年代初期のフェルナンド・コロール大統領の0.25%に次ぐ低率を記録、フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ政権並びにルーラ政権時のGDP伸び率を大幅に下回っている。
また2012年の一人当たりのGDPは2万2,402レアルと2011年と同じ水準で推移、ロウセフ政権の年間平均の一人当たりの所得は0.9%増加に留まっており、過去10年間の年間平均の一人当たりの所得の伸び率2.5%を大幅に下回っている。
2012年第4四半期のGDP伸び率は前四半期比0.6%増加、前年同四半期比1.4%増加、前記同様に農畜産のGDP伸び率はマイナス5.2%、マイナス7.5%、製造業部門のGDP伸び率は0.4%増加、0.1%増加、サービス部門のGDP伸び率は1.1%増加、2.2%増加している。
また前記同様に住宅投資や設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)のGDP伸び率は0.5%増加、マイナス4.5%、一般消費のGDP伸び率は1.2%増加、3.9%増加、公共投資のGDP伸び率は0.8%増加、3.1%増加、輸出は4.5%増加、2.1%増加、輸入は8.1%増加、0.4%増加している。
2012年の設備投資は機械・装置向け投資が前年比9.1%減少した影響で前年比4.0%減少したが、建設部門向けFBCF向けの投資は1.9%増加、2014年のブラジル マイオール プラン向けの投資はGDP比22.4%が目標となっている。(2013年3月2日付けエスタード紙)




