2012年の財政プライマリー収支黒字は、国庫庁の歳入増加で黒字幅を引上げるために会計操作をおこなったにも関わらず、1049億5,000万レアルとGDP比2.38%に留まり、中銀が統計を取り始めた2001年以降では、2009年のGDP比2.0%に次ぐ最低記録となっている。
2012年の財政プライマリー収支黒字は、目標額1,398億レアルの75%の達成に留まっており、経済成長加速プログラム(PAC)から393億レアルを会計操作で国庫庁の歳入に加えている。
また2008年に設立されたポウパンサ関連のブラジル政府系ファンド(FSB)から国庫庁に会計操作で124億レアル、連邦政府公社から280億レアルの配当が国庫庁の歳入として加えている。
2012年の財政プライマリー収支黒字が自動車や白物家電向け工業製品税(IPI)の減税政策の導入や世界経済の減速にも関わらず、ギド・マンテガ財務相は、GDP比2.38%で2011年比18%減少に留まったのは素晴らしいとコメントしている。
2012年のインフレ分を差引いた実質公的債務残高がGDP比35.1%と過去最低を記録しているにも関わらず、名目公的債務残高は前年の54.2%から58.4%の増加している。
連邦政府の財政プライマリー収支黒字は、会計操作の影響で前年比7.0%減少に留まったが、州政府並びに市町村の財政プライマリー収支黒字は前年比35.0%と大幅に減少、利払いは政策誘導金利(Selic)の引き下げに伴って、GDP比4.85%と過去最低のレベルに達している。(2013年1月31日付けエスタード紙)
