ブラジル地理統計院(IGBE)のGDP伸び率の発表前に、中銀は先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表するが、昨年11月のIBC-Br伸び率は、前月比0.4%と2カ月連続で0.4%増加している。
昨年11月の過去12カ月間のIBC-Br伸び率は前年同期比1.66%増加、昨年1月から11月までのIBC-Br伸び率は1.68%を記録、また昨年9カ月間のIBC-Br伸び率は、ブラジル地理統計院(IBGE)の0.7%を大幅に上回る1.2%となっている。
LCAコンサルタント社のチーフエコノミストのブラウリオ・ボルジェス氏は、IBC-Brは経済活動のインジケーターであり、11月のIBC-Brが予想を上回ったため昨年のGDP伸び率予想1.0%を1.1%に上方修正している。
Planner Investimentos社のチーフエコノミストのエドアルド・ヴェーリョ氏は、昨年12月のGDP伸び率が11月並みであれば昨年1年間のGDP伸び率を0.98%と予想、また今年のGDP伸び率は、製造業部門への投資が回復すれば4.0%近い伸び率の可能性があるとコメントしている。
昨日、中銀の発表によると今月2週間のドルの流入は23億1,300万ドル、流出は20億5,800万ドルと対内直接投資並びに海外での資金調達などの要因で、ドルの流入が流出を上回っている。
国際通貨基金(IMF)は、今年の南米のGDP伸び率予想でブラジルのGDP伸び率は、アルゼンチン並びにヴェネズエラを上回ると予想しているが、チリ並びにコロンビア、ペルー、ウルグアイ、パラグアイのGDP伸び率はブラジルを上回ると予想している。
ブラジルのGDP伸び率は、ヨーロッパの債務危機並びに米国のリセッションよりも最大の輸出先の中国経済に大きく左右されるために、今年の中国経済が停滞すればブラジルのGDP伸び率が予想よりも0.4%減少する可能性がある。
IMFは今年の世界のGDP伸び率を前回予想の2.7%から2.4%に下方修正しており、今年のブラジルのGDP伸び率は、アルゼンチンの3.2%、ヴェネズエラの2.5%を上回ると予想している。(2013年1月17日付けエスタード紙)