ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、8月の製造業部門の生産伸び率は前月比1.5%増加して昨年5月に次ぐ伸び率を記録、また3カ月連続で伸び率が増加してきている。
8月の製造業部門の生産伸び率は、工業製品税(IPI)の減税政策が適用されていた自動車並びに白物家電、家具が牽引して大幅に増加、過去3カ月間の耐久消費財の生産は9.4%と大幅に増加している。
8月の自動車販売は、月末にIPI減税政策の中止の可能性があったために駆け込み需要が牽引して3.3%と大幅に増加、しかし9月の自動車販売は一転して前月比30%以上落ち込んでいる。
WestLB銀行のチーフストラテジストのルシアーノ・ロスタグノ氏は、7月並びに8月の製造業の生産伸び率は第3四半期の伸び率1.0%増加に結びつくと予想しているにも関わらず、持続的回復にはもう少し様子を見る必要があるとコメントしている。
8月の製造業の生産伸び率はブラジル経済回復の兆候を示しており、産業開発研究院(Iedi)では、下半期の生産伸び率の増加傾向につながると見込んでいる。
8月は製造業の27セクターのうち20セクターで生産が増加しているにも関わらず、前年同月比では2.0%減少、今年8カ月間では3.4%減少、しかし今年8カ月間の自動車部門は6.5%増加、昨年末にEuro5環境規制で駆け込み需要があったトラックの今年の販売は、更に国内経済の停滞、鉱業や建設業の不振が大きく影響して35.4%と大幅に減少している。
8月の資本財セクターは前月比0.3%増加、前年同月比マイナス13.0%、今年8カ月間ではマイナス12.2%、過去12カ月間ではマイナス8.5%、前記同様に中間財は2.0%増加、マイナス0.5%、マイナス2.1%、マイナス1.6%となっている。
また前記同様に8月の消費財は1.2%増加、マイナス0.2%、マイナス2.1%、マイナス2.5%、そのうち耐久消費財は2.6%増加、0.1%増加、マイナス7.3%、マイナス8.0%、非耐久消費財は1.2%増加、マイナス0.3%、マイナス0.4%、マイナス0.7%となっている。(2012年10月3日付けエスタード紙)