就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、8月の正規雇用は10万1,000人と8月としては過去10年間で最低の雇用数となっている。
8月の正規雇用は前年同月の23万600人から56.2%減少しているにも関わらず、ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では、8月の6大都市圏の失業率は5.3%と過去10年間では最低記録となっている。
労働省雇用局のロドルフォ・トレリ取締役は、今年の正規雇用は150万人から170万人と昨年の202万人には達しないにも関わらず、ヨーロッパや米国の雇用状況と比較すると好調に推移しているとコメントしている。
今年8カ月間の正規雇用は、製造業部門が足枷となって前年同期比24.5%減少しているが、連邦政府が製造業部門の活性化政策の導入やクレジットの拡大、銀行金利の低下などで、今後は製造業部門の雇用創出が牽引すると予想されている。
8月の農畜産部門の正規雇用は、コーヒーの収穫期が終了した影響で1万6,600人減少、昨年8月もコーヒーなどの端境期に突入した影響で1万9,500人減少していた。
また8月のサービス部門の正規雇用は5万4,300人、商業部門は3万1,300人、製造業部門は1万6,400人、建設業は1万1,000人とそれぞれ増加、大都市部の正規雇用は3万1,400人に対して、中小都市は3万7,600人となっている。
Cagedセンターの雇用調査は、ブラジル全国を対象に労働手帳に登録される正規雇用を対象にしているのに対して、IBGE統計院の雇用調査は6大都市圏で正規並びに不正規雇用を対象にしているために、結果に大きな違いが生じる。
IBGE統計院の6月並びに7月の新規雇用の発表は、職員のストで60日以上遅れていたが、6月の失業率は5.9%、7月は5.4%、今年8カ月間の平均失業率は5.7%となっている。(2012年9月21日付けエスタード紙)