ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、7月の製造業部門のGDP伸び率は、工業製品税(IPI)の減税政策が適用されている自動車セクター並びに白物家電セクター、家具セクターが牽引して、前月比0.3%増加している。
エコノミストのPUC-SPのアントニオ・コレア・デ・ラセルダ教授は、IPI税の減税政策の導入はメーカーの在庫減につながったために、今後はメーカーの生産増加に結び付くとコメントしている。
今年下半期から製造業部門は緩やかに回復傾向となるにも関わらず、製造業部門の競争力に結びつくインフラ整備並びに負担の大きい課税、ブロクラシーなどの根本的な構造改革を実施しないと、問題解決には結びつかないとラセルダ教授はコメントしている。
6月並びに7月の2カ月間の製造業部門のGDP伸び率は0.5%を記録しているが、3月から5月のGDP伸び率がマイナス2.0%であったために、今年7カ月間のGDP伸び率は依然としてマイナスを記録している。
7月の製造業部門の27セクターのうち12セクターのみが前月比でGDP伸び率は増加、しかし鉄鋼セクター並びに輸送機械セクター、医薬品セクター、電気材料セクター、通信機器セクター、情報機器セクターは大幅に落ち込んでいる。
7月の資本財は前月比1.0%増加、前年同月比マイナス9.1%、今年7カ月間ではマイナス6.6%、中間財は前記同様に0.5%増加、マイナス1.7%、マイナス1.5%、消費財はマイナス0.1%、マイナス2.4%、マイナス2.3%、そのうち耐久消費財は0.8%増加、マイナス2.7%、マイナス7.9%、非耐久消費財はマイナス0.6%、マイナス2.3%、マイナス0.5%となっている。
7月の食品セクターのGDP伸び率は前月比2.1%、紙・パルプセクターは0.5%、石油・アルコールは0.3%、香水・衛生用品セクターは3.3%、自動車セクターは4.9%、木材セクターは1.6%とそれぞれ増加している。
6月に大幅に落ち込んでいた医療機器セクターの7月のGDP伸び率は前月比16.8%、非鉄金属セクターは2.7%、ゴム・プラスティックセクターは3.2%とそれぞれ大幅に回復している。
7月の鉱業セクターのGDP伸び率は前月比マイナス0.1%、衣類・アクセサリーセクターはマイナス1.6%、製本・印刷セクターはマイナス0.3%、金属セクターはマイナス6.7%、繊維セクターはマイナス1.9%、医薬品セクター並びに情報機器セクターはマイナス4.8%、電気材料・通信機器セクターはマイナス4.1%とそれぞれ落ち込んでいる。(2012年9月5日付けエスタード紙)