7月の社会保障院(INSS)の赤字は、納付金が前年同月比7.1%増加の223億レアルにも関わらず、26億レアルの赤字を計上して昨年12月に次ぐ赤字幅を記録している。
就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、今年上半期の正規雇用は前年同期比25.9%減少していたが、7月は前年同月比1.37%増加の14万2,496人と雇用増に転じたために、7月のINSS保障院への納付金の大幅増加につながっている。
今年7カ月間の納付金は年金・恩給受給者などへの支出よりも増加しており、今年7カ月間の支出総額は前年同期比7.5%増加の1,734億レアルとなっている。
7月のINSS保障院のインフレ指数を差引いた実質赤字は前月比6.8%減少したにも関わらず、前年同月比では17.5%増加、ガリバルジ・アルヴェス・フィーリョ総裁は、ヨーロッパの債務危機でブラジル経済は停滞しているが、リッセッションには直面しておらず、サラリーの減少にも結びついていないとコメントしている。
今年7カ月間のINSS保障院の赤字は前年同期比1.8%増加の235億レアル、今年の赤字は380億レアルの予想、好調な雇用並びに実質賃金の増加などの要因で赤字幅は減少してきている。
今年7カ月間の第2次ブラジル・マイオール・プランでは社会保障院(INSS)積立金の20%の免除の代りに、売上の1%から2%を納付、情報テクノロジー企業並びにIT企業(TI)と通信企業 (TIC)、コールセンターのサービスを提供するアウトソーシング企業に対して適用されたために、INSS保障院の納付金は12億レアル減少、今年は34億レアルの減少が予想されている。(2012年8月29日付けエスタード紙)