Câmara do Japão
Português
検索: OK
(515)

指標・政策

検索期間を指定してください: OK
(コラム記事)2年目に入ったブラジル拡大計画 2012/08/23

ロベルト・ジアンネ・ダ・フォンセッカ

2011年8月にジウマ大統領によって立ち上げられた、ブラジル拡大計画(ブラジル・マイオール計画)と呼ばれる工業政策が、導入から2年目に入った。ところが、その効果は穏当で成果も乏しいものにとどまっている。しかし適切に勢いを付けさえすれば、国際経済危機に直面してブラジルの景気が鈍化している現在の状況下で、連邦政府の看板制度になる可能性がある。我が国の経済に活力を与え、そして成長余力を年間4%前後の水準に復帰させるために、まさに今、投資と輸出を刺激する工業政策を効率的かつ不断に実施することが必要だ。

緩やかな利下げとレアル安の組み合わせは、国内マクロ経済が新たな均衡点に向かうサイクルの出発点となり、それは、国際関係の中でブラジルが、競争力のある金利と為替の水準に到達するまで続くことになる。過去10年の金利と為替の状況をその他のエマージング諸国と比較するだけで、十分に、長期にわたって平均的なカーブを大きく外れてきたことを確認できる。しかしながら、適切な為替と金利の水準が持続的成長への復帰の必要条件であるとしても、それが十分条件でないことは即座に理解できる。ブラジル工業の競争力に関する計画には長い歴史がありよく知られたものだが、今必要なことは、経済に関した当局だけでなく民間部門も、勇気と決断力を持ってそれを実行に移すことだ。

客観的に見て、ブラジル拡大計画を通じて部分的に、あるいは一時的な形で導入された政策は、今後、ブラジルの輸出に対して体系的な競争力を合法的に生み出すように、世界の多くの国々で実践されているのと同様、より広範囲かつ恒久的な政策に切り替えるべきだと私は理解している。例えば、製造業の給与税に対する減税と、輸出品の生産チェーンで発生する税金の余剰を還付するレインテグラは、恒久的政策になってしかるべきだ。輸出に携わる人は、附帯的なマージンがたとえ輸出価格に対して3%以下という微々たるものであったとしても、それが利益と損失の分岐点になる、あるいは輸出ビジネス事態が可能になるということを知っている。

検討されている別の対策は、モーダル、とりわけ水運とパイプライン、鉄道輸送に対して行われる投資への減税で、これは、製造前の物流コストが競争力を備える必要があると不満を表明してきた国内製造業全体に、等しく前向きな反応をもたらすだろう。同様に、電力コストの引き下げは、ブラジルの競争力に関する行動計画の中でも優先順位の高いもので、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)は、積極的にこの問題に関して提案してきた。電力と国内物流価格に競争力がなければ、生産部門は、持てる力を存分に発揮できない。

喫緊の行動計画に組み込まれるべき政策は外に、社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の単純化と、州間をまたぐ取引に対する商品サービス流通税(ICMS)の課徴率を一律4%に引き下げる国制問題の再交渉である。いずれも、連邦政府だけでなく州政府の税収にも影響を与えかねない、影響の大きな対策だ。同様に、財政責任法第14条の改革は、景気刺激策の導入に対する連邦政府の裁量に、最大限の自由を付与することになる。これらの税制改革の推進計画を具体化することは、ブラジル経済が成長に復帰する歴史的なマイルストーンになるだろう。

最後に、種々の業界の規制環境を緩和すると同時に、公共サービスとインフラ事業の認可を民間に与える政策を拡大させる必要があることを、強調しておきたい。インフラのボトルネックが顕在化しているために、この課題は、緊急性があり、かつ実施が必須とされるものであり、もし適時修正されない場合、経済成長はあり得ない。

間もなく発表されるブラジル拡大計画の修正版が、大胆かつ意欲的なもので、この数か月で失われた熱気をブラジル経済の未来に取り戻してくれることを期待する。

エコノミスト、実業家、カドゥーナ・コンサルタント社長、Fiesp国際関係・貿易担当正理事。(2012年8月15日付エスタード紙)



2021/06/18 » 再選を見据えて、ボルソナロ大統領は公務員給与調整を示唆(2021年6月17日付けエスタード紙)
2021/06/17 » 今年のGDP伸び率上昇で、連邦政府の対内債務残高は予想を下回る可能性が濃厚(2021年6月16日付けエスタード紙)
2021/06/15 » 今年4月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比0.44%増加(2021年6月14日付けエスタード紙)
2021/06/15 » 最終フォーカスレポートは今年のインフレ指数は5.82%、Selic 金利を6.25%それぞれ上方修正(2021年6月14日付けエスタード紙)
2021/06/14 » 今年4月のサービス業部門生産量は前月比0.7%増加(2021年6月11日付けエスタード紙)
2021/06/10 » 連邦政府は各省庁に今年度予算の31億レアル解除(2021年6月9日付けエスタード紙)
2021/06/10 » 5月のインフレは0.83%で5月としては過去25年間で最高(2021年6月9日付けエスタード紙)
2021/06/09 » 企業経営者の景況感は、一般消費者の景況感を大幅に上回っている(2021年6月8日付けエスタード紙)
2021/06/08 » フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を4.36%に上方修正(2021年6月7日付けエスタード紙)
2021/06/07 » ブラジルは世界経済回復を無駄にするリスクの可能性(2021年6月4日付けエスタード紙)
2021/06/04 » コロナ禍の第3波はサンパウロ民間病院の近づく医療崩壊を警告(2021年6月3日付けヴァロール紙)
2021/06/03 » 今年4月の鉱工業部門生産はマイナス1.3%(2021年6月2日付けエスタード紙)
2021/06/02 » 今年第1四半期のGDP伸び率は1.2%増加(2021年6月1日付けヴァロール紙/IBGEサイトより抜粋)
2021/06/01 » 今年4月の連邦政府の公的債務残高は、GDP比86.7%に減少(2021年5月31日付けエスタード紙)
2021/06/01 » 最終フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を3.96%に上方修正(2021年5月31日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 今年4月の中央政府の財政プライマリー収支は165億レアルの黒字計上(2021年5月27日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 今年第1四半期の失業率は14.7%に達して過去最悪を記録(2021年5月27日付けエスタード紙)
2021/05/28 » 昨年の健康保険プラン会社の平均純益は49.5%増加(2021年5月27日付けヴァロール紙)
2021/05/27 » 今年4月は12万人の正規雇用創出(2021年5月26日付けエスタード紙)
2021/05/26 » 出社勤務は来年以降で、ハイブリッド勤務体制継続(2021年5月25日付けエスタード紙)

バックナンバー »

会議所マップ

会議所所在地

【会議所 トピックス】

定例理事会・第71回定期総会(2020.3.19開催)

Pdf海外在留邦人の一時帰国の際の
新型コロナワクチン接種のニーズ調査(2021年4月)

Pdfウェブツールおよび情報収集媒体アンケート結果(2020年9月)

  会員企業の新型コロナSDGs (CSR) 他、関連取り組み状況

Pdf渡航・オフィス再開等に向けてのアンケート(2020年9月)

Pdf 新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業活動や危機管理に関するアンケート結果【速報】(2020年6月)

Pdf【速報2】新型コロナウィルス感染に関するアンケート【その2】一時帰国対応について 3/31日現在

Pdf【速報 (更新)】新型コロナウィルス感染に関するアンケート調査結果 4/3日現在 128社

Pdf新型コロナウィルス対策に関連する各種法律・政令 3/24

Pdf感染対策情報(サンパウロ日伯援護協会提供)3/19

Pdf新型コロナウィルス情報(ポル語、サンタクルス病院提供)3/17

Pdfブラジル保健省フェイスブック

Pdf新型コロナウイルスに関するQ&A 保健省(ポルトガル語)

Pdfブラジル保健省ホームページ

Pdf感染発生連絡③ 3/20

Pdf感染発生連絡② 3/17

Pdf感染発生連絡① 3/11

 

______

「ブラジル労働法のポイント」
(表紙クリックで内容表示)

Pdfブラジルのポテンシャル

(麻生元総理との意見交換会)

 

→ バックナンバー

Pdfブラジル概要資料